皆さん、こんばんは。
私自身が良く利用しているのと仕事柄で、海外の格安航空券の事などでよくご質問を頂く事があります。
そこで、今回は個人で手配をする際の予約方法から注意点等、
私自身が確認している項目等こちらでお伝えしていければと思いブログに書かせて頂きました。
これからご自身で予約を取る際に、予約の流れが分かる様に流れに沿って進み、注意点などもお伝えしたいと思います。
航空券の検索
先ずは行き先や日程がある程度決まったら、航空券を探して値段などから決定する事が多いかと思いますが、
※旅慣れてる方や時間が自由に作れる方は、検索後「この日安いしここへ行こう!」と思いつき旅行をされる羨ましい方もいますが…^^;
出来たらいくつか比較サイトを使って同じ条件で検索してみる事をオススメします!
例えば、今回私が検索した条件を例にします。
- 関空〜香港
- 2020年1月〜5日間
- エコノミークラス
とりあえずは、行き先・日程・搭乗クラスを決めて比較します。
私がよく利用しているのが『スカイスキャナー』と『トラベルコ』なので、この2つのサイトで見ていきましょう。
先ずはスカイスキャナー
スカイスキャナー
航空券の検索画面にきたら、
- 出発地(空港)を入力
- 到着地(空港)を入力
- 希望の日程
- 人数
- 搭乗クラス
と入力・選択していきます。
※先ずここでの注意点!
①・②の出発地や到着地の空港ですが、都市名だけだと同じ都市にいくつか空港があると間違えていた時に大変な事になります。
例えば…①の出発空港
日本だと分かりやすいかと思いますが、大阪には空港が2箇所あり、関西国際空港は国内も国際線も飛行機が飛んでますが、伊丹空港だと国内線のみです。
ここで伊丹空港を選択して検索をかけると、100%乗り継ぎ便の検索結果が出てくるので高くなります。
これは日本だから分かりやすいですが、海外だと分かりづらく、間違いも多い項目です。
例えのように、到着地を国で入れたり、都市名で入れたりしますが、香港で検索した時に出てる、「香港(HHP)」なんてヘリポートですからね。
出さないで欲しいです。笑
台湾だと桃園も松山もさほど距離が離れてないし、韓国ソウルも仁川・金浦も間違えた所でそこまで影響ありません。
ただ、最後のポートランドで検索した場合、だいたいの方は1番上に出てくる、アメリカ・オレゴン州の空港を利用される方が多いですが、
東海岸のメイン州に行きたい場合、3レターコードなど詳しい方はすぐ分かると思いますが、
あまり慣れてないと分からないはずです。
なので、この時点でちょっと不安だな。と感じる渡航先、地域の手配をする場合は、慣れるまで旅行会社などを通して手配しましょう!
さて、実際検索して出てくる結果がこちらです…
私が検索した日の最安値が『LCC/ピーチ 』の航空券でした。
では次にトラベルコでも検索しました。
トラベルコ
検索画面では同じ様に
- 出発地(空港)を入力
- 到着地(空港)を入力
- 希望の日程
- 人数
- 搭乗クラス
を入力します。
先程国名や都市で検索する際の注意点をお伝えしましたが、トラベルコでももちろん同じ様に注意して下さい。
※どのサイトを利用しても同じ様に注意点を気にして下さい。
ただ、トラベルコは日本のサイトなので、他のサイトに比べると分かりやすい箇所が多いと感じています。
…トラベルコで検索した結果はこちら⬇︎
同じ『LCC/ピーチ 』の航空券が最安値ですが、スカイスキャナーより数円ですがお安いです。
詳しく見てみましょう。
各サイトの違い
どちらのサイトも往復同じ時間の飛行機です。
もう少し進めてみましょう。
どちらも同じ旅行会社が販売されています。
この場合は金額の詳細へ進むと違いが分かったりするのですが、今回どちらも詳細を出しておらずトータル金額しか見る事が出来ませんでした。
恐らくですが、この「eDreams」という旅行会社が海外の旅行会社の為、スカイスキャナー やトラベルコのその時のレートの計算で数円の違いが出たのかと思います。
ここで気になる点が…
トラベルコのサイトが分かりやすいので、アップで見てみましょう。
とっても分かりやすいですが、右上に『決済系トラベル増加中』と出ていますし、問合わせ窓口も英語のみ、英語に不安のある場合は、別のサイトでの予約を強くおすすめします。
と表記されています。
これは比較サイトでよくある事なんですが、購入した航空券が海外の旅行会社が販売していた為、問い合わせをしたら全く日本語が通じない。日本の会社じゃないので対応も疎か。という様な事が多々あります。
トラベルコさんが言っている様に、航空券は、日本の旅行会社で購入してもトラベル続出で、急な対応を迫れる事も多いので、私は海外の旅行会社が販売している航空券を購入する事はオススメしません。
※もちろん、英語に自信があり、交渉も得意であれば全く問題ありません!
さて、次はどこの旅行会社から購入するかですが、先程の検索画面の中から対応の問題が少なそうで、お値段も安かったエクスペディアから予約してみましょう。
Expediaの予約はこちらからも可能です。ホテルも一緒に予約したい場合はお得になる事も多いです。
予約をしてみる
エクスペディアのサイトへ飛ぶと詳細を見れる様になります。
先ず、「フライトおよび手荷物料金の詳細」で、
- 予約クラス(この場合、エコノミークラス(U))
- 機内持ち込み手荷物→無料
- 預け入れ手荷物1個・合計20Kgまで¥3,200
この予約クラスというのはエコノミーの中でも、このクラスによってマイル加算率や変更やキャンセル時の条件が違ってきます。
また飛行機に持込みする荷物以外に受託手荷物があるとプラス料金が必要になるのが、ここのページで分かりますね。
またページ下の方まで良く見ると、変更時の手数料なども明記されています。
なので、この辺りをしっかり確認して、この内容で問題がないと思ったら予約に進みましょう。
実際に予約ページに進むと、予約した内容の航空券の詳細や最終料金の表記があり、旅行者情報を入れる項目が出てくるので、
ご自身のパスポートと照らし合わせて、一文字一句間違えず入力する必要があります。
特に名前などのミスが多く、実際飛行機に乗れない事が多々起きています。
確認して頂きたいのが、必ずパスポートと全く同じ表記で入力して下さい!
例えば、「サトウタオル」さんの場合…
普段はローマ字表記を「SATO TORU」をよく使っている。という場合でも、パスポートを作る時に、「SATOH TORU」などで作っている場合もあります。
その場合は必ずパスポートに合わせます。普段使ってるから…なんて空港のスタッフは知りません。
パスポートしか見てません!
とにかくパスポートと同じ様に入力して下さいね!
また日本人がややこしいのが、姓名の入力順ですね。
これはサイトによっては、「姓」「名」と親切に日本語で表記してくれてる場合もありますが、「First name」「Last name」、「Surname」「Given name」の表記の場合もあります。
姓→Last name,Surname
名→First name,Given name
となりますので覚えておきましょう。
また、先程の入力画面に、「敬称」を入力する画面がありますが、これは性別の事で、
男性は “MR” 又は “MSTR”
女性は “MS” 又は “MISS”
となります。
後は生年月日や、パスポート番号など必要項目を入力していきます。
入力が終わって、最後決済の入力がある場合、予約が完了した時点で入力した情報で決済され、その後一切の変更キャンセルが出来ないと思って下さい。
(所定の手数料を支払えば変更出来る場合もあります。)
決済の入力がなく、予約完了ページに進んだ場合は、メール等で旅行会社から決済の案内がくるはずなので、それに従って支払いを済ませてください。
(この場合、支払いを済ませてなければ期限までに支払わない限りキャンセル可能です。→期限までに支払いをしないと自動キャンセルという事です。)
予約時の注意点
- 名前の入力はパスポート通り
- パスポートの有効期間・残存期間
- 滞在先のビザの確認・滞在日数
以上は毎回確認が必要です。
1、は何度もお伝えしてましたが、本当にここの1文字違いで悔しい思いをしてる人が多数です。
旅行会社でもここはダブルチェック・トリプルチェックが当たり前な重要ポイントですので、お気をつけ下さい。
2、のパスポートの有効期限・残存期間ですが、先ず有効期限が切れていたら出国が出来ません。
また残存期間は、渡航先によって必要とされる期間が違うので、行かれる国はもちろん、乗り継ぎ国と合わせて両方を確認され、多い方に合わせて下さい。
◆例◆
- 韓国→入国時から3ヵ月以上
- 台湾→帰国時まで有効
- 中国→入国時6ヵ月以上が望ましい
- シンガポール→入国時6ヵ月以上必要
など様々ですが、中国とシンガポールは同じ6ヵ月なのに、「望ましい」と「必要」と表記が違います。
この場合シンガポールは6ヵ月以上ない場合入国出来ないですが、中国の場合は少し足りないぐらいだったら入国させてもらえる事もある。ただし情勢などで厳しくなる事もあるので、出来た6ヵ月以上用意しておいてね。と言う曖昧な表現です。
私は必ず必要とされているそれ以上有効期限があるように準備します。
3、のビザの確認ですが、日本のパスポートは最強と言われている様に、日本人はありがたい事にビザなしで渡航できる国が他の国の方に比べて多いです。
それでも入国するにはビザが必要な国はたくさんあるので、旅行先によって必ずビザが必要かの確認をしましょう。
また基本的にはビザが必要ない場合でも滞在日数によってはビザが必要になったりするので、滞在日数と合わせて確認する事が大切です。
◆例◆
- 中国→一般旅券所持者は15日以内の観光は査証不要。(16日以上だとビザが必要です。)
- 韓国→90日以内の観光は査証不要。(91日以上だとビザが必要)※ビザ不要の期間でも往復予約済航空券が必要。
などです。個人的にヨーロッパによく行っていたので注意していたのが、オランダは180日間で90日以内の観光はビザが不要なんですが、細かな注意点として、
- 出国用航空券(復路・帰りの航空券)
- 滞在費用証明(英文残高証明書、トラベラーズチェック等)
- 海外旅行保険(保険金額に規定はないが、治療・救援費用・死亡の補償が各3万ユーロ以上を推奨)への加入が必要。
などがあり、入国時に提示を求められる場合あります。
こういった内容もその都度見直しがあり変更が多々あるので、ご自身で手配される場合は外務省より確認出来るのでご確認下さい。※大使館などでも確認出来ます。
航空券代金以外の費用
最近の航空券代金のセールなどで、○○まで1000円!
とかめちゃくちゃ安いチケットが販売しているなー。と思っていざ購入しようと思ったらトータル費用が10,000円を超えてる事が多いかと思います。
それって結局何代がかかってるの?って分かり辛いですよね。
例えばこちら…
例① 燃油・諸税等って??
『関空ー仁川のチェジュ航空の往復のチケット』を予約したのですが、航空券代金は4,000円に対して燃油・諸税等が6,520円必要です。
この燃油とは、燃油サーチャージの事で、正式には「燃油特別付加運賃」と言い、燃油代金の支払いです。
こちらは全ての航空会社が課している訳ではありませんが、ほとんどの航空会社で航空券代金とは別に請求され、またその金額も原油の価格によって変動します。
料金の改定については航空会社から随時発表されていて、何に数回上がったり下がったりしています。
諸税等に関しては、出入国税、空港施設使用料や税関審査料、騒音税など渡航先の使用される空港によって上記の金額に含まれるように、
航空券の購入時に支払うものと、現地空港で支払うものがあります。 渡航先によっては現地で支払いを請求されることもあるので、ご注意ください。
出国税は、今年2019年1月7日から始まった日本を出国する際に全ての人に支払いが課せられる税金です。1回につき1000円を必ず支払います。
上記の6,520円の内訳は…
- 出国税→1,000円
- 関空旅客サービス施設使用料(第2ターミナル)→1,570円(1,250円+320円)
- 海外空港税等約2,800円
- 燃油サーチャージ約1,000円前後
となり、海外空港税と燃油サーチャージに関しては海外の航空会社の為、その時のレートで前後します。
例えば、施設使用料ですがこの場合はチェジュ航空なので関空の第2ターミナルですが、
他は
- 関空第1ターミナル3,100円
- 成田第1・第2は2,660円
- 成田第3は1,570円
- 羽田2,900円
- 福岡980円
など様々です。
関空の第一ターミナルって高い…(涙)
また渡航先によっては最寄り空港から直行便が出ていなくて乗り継ぎが必要になった場合、乗り継ぎでも別途、税が課せられ更に金額が上がることもあります。
※関西の方で多いのが、関空からは直行便が出ていなくて、伊丹〜成田(羽田)を経由して旅行に行く場合など
最近の航空券購入サイトなどでは総額で表記しているのでわかりやすいですが、セール商品やツアーなどお得感を出したい物はこの辺りを含めてない場合もあるので、諸税等の追加代金の参考にしてもらえたらと思います。
例② 手数料?
また別の例として上記の料金ですが、さっきとは違って手数料の項目に支払いが生じてます。(発券手数料や、事務手数料などの言い方もあります。)
この手数料は旅行会社に支払う手数料です。
正直、この手数料はオンライン予約ではかからない旅行会社が多いので必要ないところで購入した方がいいかなー。と思っています。
この手数料を払った人と払ってない人でサービスが違うって事はないですし、出来れば必要のないチケットを購入したいですよね。(手数料を含めてもトータルがお安いなら別ですが…)
今回上記比較はどちらもトラベルコで行ったもので、比較サイトの為選んだ航空券の旅行会社によって手数料の有無が変わるので、スカイスキャナーにしてもトラベルコにしても選ぶ際にこの辺りもしっかり見てみて下さいね。
よく頂くご質問
Q.パスポートまだ作ってないけど予約できますか?
条件なく安いチケットが欲しい場合、航空券は早く取ればとる程安いです。
その為、パスポートを作ってないけど現在の安い価格でチケットを抑えておきたい!という事でよく頂いたご質問ですが…
A.出来る出来ないで言えば「出来ます。」
ただ、ご利用される航空会社や渡航先、予約サイトによっては予約完了時にパスポート番号の申告が必要となる場合もあるのと、予約時と搭乗時でパスポート番号が異なる場合、搭乗できない場合もあります。
また、申請中のパスポートに記載されたお名前(英字)と航空券お申込みの際に入力されたお名前(英字)のスペルがもし、1文字でも異なる場合は搭乗出来ないので、私はパスポートを作ってから、パスポート通りの名前で予約する事をオススメします!
Q.往復で予約した方が安いから往復で買って帰り(復路)は使わなくてもいいですか?
A.ダメです。
これけっこう多く聞かれてた事なんですが、往復でご予約された格安航空券を、復路のみ放棄(片道のみ利用)してしまうと「条件を履行しなかった」という理由で、往復格安航空券と見なされず航空会社より正規運賃を請求される可能性がでてきます。また、航空券は一部のフライトをご利用されなかった時点で、自動的にその後のフライトはキャンセルされてしまいます。その場合利用されていない区間の払い戻し等は一切してもらえません。
Q.乗り継ぎの時スーツケースは最終目的地まで自動で行きますか?
A.場合により異なります。
乗り継ぎ後の便を、別の航空会社で予約した場合や、国内線の移動になる場合ほぼピックアップが必要です。(※イギリスヒースローに到着して、マンチェスターまで国内線に乗り継ぎなど。イギリスやアメリカはテロ対策などで必ず一旦取り出す必要があります。)
乗り継ぎ後も同じ航空会社か、コードシェア便かなどでも違って来ますので、必ず出発の際のチェックインカウンターで確認しましょう。
私も分からない事、不安な事はとにかく空港で聞いていきます。
海外の航空会社なんて、その時、その人で全然違う事言ってくる事もあるぐらいなんで、笑
「いつもこうだった」という考えを捨ててその時その時、しっかり確認する事も大切だと思っています。
今回は海外航空券の検索〜予約に関してお伝えしてみましたが、ホテルの予約などもお伝え出来たらと思っています。
それではまた。
※記事に掲載している内容は公開日時点の情報です。変更される場合がございますので、お出かけの際はHP等で最新情報のご確認をお願い致します。
コメント